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クリプトスペルズ雑感

クリプトスペルズというDCGが話題になって、一瞬でサービス見直しになりました。
ツイッターでさんざんつぶやいたのですが、様々な視点からの見方があり、視点別にまとめて話をします
○適切に紹介してゲームを流行らせ利益につなげる広報的な視点
○ゲーマーから見た利益の視点
○投資家としてカードを買う人から見た利益の視点
○根本的なコンプライスの視点
○適切に紹介してゲームを流行らせ利益につなげる広報的な視点
まず大前提として、どんなに良いカードゲームを作っても、きちんとユーザーに面白いことを理解してもらい、始めてもらえなくては意味がありません。
DCG、TCGは「カードゲームが面白いと思ってもらう→カードを買ってもらう→利益が出る」この大きなお金の流れを変えられていませんので、その価値観を前提とさせていただきます。

○ゲーマーから見た利益の視点
カードゲームを始めるとき「既存のゲームに比べて何か新しい体験ができるのか」「継続してサポートされるのか」というのを、始めるときに最重視します。
クリプトスペルズが売り出したのは「枚数制限」「少ないと価値が上がる」ということのみです。
バトルシステムを見ても、ハースストーンのリーダースキルをちょっと変えたくらいだろうということしか読み取れません。
ルールもしっかり見えていないのに、2週間限定のカードを買うというのも勇気がいります。
MTGの再録禁止カードによる敷居が高くなって初心者がいなくなったことや、デュエマでデーモン・ハンドが高騰して入手できなかった時代などを思い出します。
これではゲームを始めたいとは思えません。

さらに、ユーザーによる修正システムが謎すぎます。
・所有ユーザーにより、投票による弱体化を決定する
 →カード価値を落とさないために、100%弱体化はしない
・全ユーザーにより、投票による弱体化を決定する
 →非所有ユーザーが弱体化を望むので、100%弱体化する
・弱体化案を3案とかから選ぶ
 →バランス的に妥当な案だが、弱体するということが確定なら、このゲームのシステムが意味がなく、中央集権であることに変わりはない。
・弱体化だけではなく、強化の可能性もユーザーが選べる
 →金で買って、強化すれば競技性もクソもなく、弱すぎるカード等を中央が決定するなら、中央集権であることに変わりはない
どの方式でも魅力がほとんどありません。

○投資家としてカードを買う人から見た利益の視点
投機家としてみれば、遊びで買い占めを行うと思います(現に発生しました)

投資として見るのであれば、カードの価値として、「ゲーム自体の継続と、重要度と強さと希少性」は重要になります。

ネックになるのは、非中央集権型のユーザー投票システムです。
運営は「カードの価値が失われない」という触れ込みですが、このシステムが見えている以上、価値の担保が行われるとは思いません。
これの仕組みによって、強さが担保されないのでは、カードを投資して独占し、ユーザーが100倍の値段で売れても、能力が変更されたら価値が激減です。能力変更を防ぎやすく、ごく少数の持っている人が大会を席巻しても、つまらないゲームとなりカード価値がなくなります。

新カードはいくらでも作れます。カードデザインの方向性はどうするのか、すべてのカードを使い続けられながら、新規カードが売れ続けるTCGは見たことがありません。
若干のインフレは通常のTCGでは許容されます。しかし「投資」の視点があるゲームでは、「投資家」の信頼を失うのは問題です。
カードを修正をしても、インフレをしても投資家としては困るので、ここにうまい落とし所があるのか、まったく説明がありません

○コンプライスの視点
投資家の視点とも重なりますが、信用面において、非常に心配な言動が目立ちます。

他社のカードゲームを名指しで、1.0、2.0、3.0としたり、漫画のコマを引用したり、ソーシャルゲームのイラストを再利用しています。
また、紹介した人が購入した金額の15%が自動で紹介者へというのはマルチ商法ではないかという指摘もあります。
他社のカードゲームは著作権の部分は引用の範疇に入ると思いますし、ソーシャルゲームのイラストはきちんと権利譲渡されていると後日説明されました。これらのことに説明がないということは「先にお金だけ取ってドロン」という詐欺を疑うのは当然です。
疑わせない広報の仕方ができていない以上、「様々な面での配慮ができていないのではないか」と思っても仕方ありません

○もう一度、広報的な視点
クリプトスペルズは、非公開の部分が多くあります。ということは、これらの心配はすべて「ただの懸念」にすぎません。とはいえ、仮に問題を解決していたとしても、過去の歴史を学んでいれば、これらに対する不安を解消していくような広報はできたはずです。
そのような広報ができてない以上、既存のTCGに対するリスペクトも、研究もされていないと判断され、信用できないので購入に値しないと判断しても、無理からぬことです。
そういう意味で、広報的な問題は最悪と言って良いでしょう。

○少し期待しています
ユーザーによる中央集権ではないDCGというのは、実現不可能とは思っていますが、想像するととても楽しいです。青眼の白龍を買い占めた海馬社長みたいな人が出てくるのは、観客としてはとてもおもしろく、動画としても面白くなるのではないかと思います。
システムのまだ見えてない部分で問題が解決されていて、適切な方法で広報され、良いゲームになることを期待しています。
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Author:Kanju
デュエリストとしての力を生贄にし、シャドーボックスの人として覚醒。かつてはマイアース2009年東日本チャンピオンになるほどの強豪プレイヤーだった(参加者10名)

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kanju■fine.ocn.ne.jp(■を@に)

各種展示会等に出させてもらってます。展示、メディア紹介実績こちら
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